しんどい状態から解放されるために。

過敏性腸症候群への鍼灸治療

悪心・嘔吐とは


悪心とは、喉から胸部にかけて生じる異常な感覚で、今にも嘔吐しそうな不快感を指します。食欲低下や唾液分泌亢進、冷汗、めまい、顔面蒼白などの自律神経症状を伴うことが多いです。

一方、嘔吐とは、延髄に存在する嘔吐中枢が刺激されることで発生します。唾液分泌亢進⇒顔面蒼白、低血圧、徐脈⇒胃運動抑制、胃体部弛緩、幽門閉鎖、食道胃接合部及び食堂の弛緩、横隔膜、肋間筋、腹壁の収縮⇒腹圧の上昇⇒胃内容物の排出 という順序を辿ります。

悪心・嘔吐の原因


【中心性嘔吐】 

  • 中枢への直接刺激(脳圧亢進、循環障害):脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳炎、髄膜炎、片頭痛、緑内障
  • 代謝異常:糖尿病性ケトアシドーシス、尿毒症、肝性昏睡、バセドウ病、アジソン病、つわり
  • 薬物中毒:モルヒネ、ジキタリス、ヒスタミン、アドレナリン、ニコチン、利尿剤、抗がん剤
  • 感染症(細菌毒素)
  • 酸素欠乏:高山病、貧血
  • 情動刺激や精神性刺激

 

【末梢性(反射性嘔吐)】

  • 腹腔・胸腔内臓器からの刺激:消化器疾患、腹膜疾患、心疾患、肺疾患、腎・泌尿器疾患、婦人科疾患
  • 口腔・咽頭部刺激:扁桃炎、舌根・咽頭・喉頭の機械的刺激
  • 迷路刺激:メニエール病、動揺病、中耳炎

東洋医学的には、飲食停滞、感情の乱れなどで胃の機能が低下(肝気犯胃(かんきはんい)・胃気上逆(いきじょうぎゃく))、もともと消化器が丈夫でない、働き過ぎなどによって消化器の機能が低下(脾胃虚弱)によって生じると考えます。

悪心・嘔吐に対する鍼灸治療


当院では、本格鍼灸コースで対応させていただきます。

中脘(ちゅうかん)を中心とした腹部のツボ、または、手の合谷(ごうこく)、足三里(あしさんり)、公孫(こうそん)、太白(たいはく)、太衝(たいしょう)から1,2穴選んで治療します。場合によっては、お灸もいたします。