ステロイドに頼らず、辛いジュクジュクから解放されるために。

貨幣状湿疹 三陰交への鍼
三陰交をはじめ、貨幣状湿疹の治療には足のツボをよく使います。

貨幣状湿疹について


皮膚疾患は、東洋医学的には、五臓の肺の病と位置づけられています。
貨幣状湿疹を発症している患者さんの多くは、体温調節のための汗をかきにくく、体表に熱を持ち易い体質です。

そのため、体表の水分保水率が低下して乾燥しがち。さらに、体液の循環が悪くなって、むくみが生じます。

 

さらに、慢性的にかゆみがあり、搔き壊し痕が表皮を通り越して真皮にまで及ぶ皮膚炎は、肺の病症だけでなく、肌肉(きにく)を主る脾(ひ)の病とも言えます。かゆみには必ず熱が関与するので、熱を産生する気血(きけつ)の病でもあります。
食物を消化吸収して気血津液(きけつしんえき)を作り出し、気血の増減に関わる脾、蔵血作用を持つ肝が、患部の熱の産生に関わっていると考えます。

ストレスが大きな原因となっていることを考えると、肝の関与が大きいと考えられます。

 

このように、貨幣状湿疹は、アトピー性皮膚炎同様、肺、脾、肝の働きが悪くなった病であり、治療は寒熱の見極めが重要です。

 

貨幣状湿疹は、不定期の乾燥性の皮膚炎がもともとあり、仕事・学校や人間関係などでストレスが溜まり、症状が進行して貨幣状になるケースがほとんどです。

 

掻き壊しで皮膚が修復できずに悪化し、滲出液が止まらず、ジュクジュクしてしまうことがよくあります。

ステロイド剤の継続的な使用により、本来出るべき熱や老廃物が皮膚の内側に閉じ込められて内熱を起こし、湿熱となって悪化してしまいます。

 

 

熱を冷ましながら、余分な熱と老廃物を体の外に追い出すようにすることが大切になります。

<参考>ステロイド剤の影響について


糖質コルチコイド

【正常な状態】

体内の副腎皮質ホルモン、糖質コルチコイドの働き

ステロイド剤とアトピー性皮膚炎

【病的な状態】

長期のステロイド剤の使用が上位のホルモン分泌を阻害している状態


ステロイド剤の使用を否定している訳ではありませんが、徐々に減らしていけるよう体質改善していくことが大切です。

貨幣状湿疹に対する鍼灸治療


当院では、もうステロイド剤を使いたくない、抗ヒスタミン剤から解放されたいという患者さんに対し、本格鍼灸コースで、徐々にジュクジュクな皮膚の状態を改善し、熱感を取り、体液循環を整え、余分な老廃物を排泄できるようにしていきます。

 

使うツボは、頭の百会、手の内関・列欠、足の太衝・三陰交・照海などのツボです。

患者さんの体質、回復状態に応じて、これ以外のツボを使うこともあり、特効穴というのはありません。

皮膚に出ている状態は同じようでも、病の原因は様々だからです。

 

週1~2回継続的に通っている方ほど、治りが早く、皮膚の状態も良くなっています。

 

大切なのは、諦めずに継続的に治療を受け、ご自分でも当院からお伝えする健康面での注意点を守ること。

鍼を打つだけが鍼灸師の仕事ではありません。

どのような形で貨幣状湿疹になったのかを突き止めた上で、ストレスの解消法を含めた、心身の健康を維持するためのアドバイスも含めたものが治療として当院ではとらえています。

 

皮膚科で有名な病院でも治らなかった、大学生やお勤めの方が回復しています。

早く何とかしたいと、本当に願っている方は、今すぐお問い合わせください。